2019年12月12日(木):持続可能(サステナブル)な社会にぴったりな体操?

フェルデンクライスメソッドは「もっともっと」ではなく「あるものを有効に使う」ことに着目しています。
以前、

2018124日(水):こんな人にぴったり!フェルデンクライスメソッド
https://www.feldenmasui.com/86453.html

で、このような話を書きました

先日、ある人(働く世代の方)とお話ししていて、

「今は人生100年時代とか言うし、これからの人生考えた時に、やっぱり健康のことを考えて何か運動しなくちゃ…と思うのだけど、この年まで運動して来なかったし、今ある身体を故障させずにいかに使っていけるかとか考えちゃうんですよ」
と言う言葉を聞き、迷わず

「それならフェルデンクライスメソッドがピッタリですよ!また今度、こちらでレッスンをする機会があれば、ぜひ受けていただきたいです!」

というお話をしました。

 

ここで大事なポイントは“今ある身体を故障させずにいかに使っていけるか”ということです。

一時期、競技スポーツで筋トレが非常に推奨されていた時がありました。ちょうどバブルの時代ですね。筋トレ信仰とでもいいましょうか…筋トレをして筋肉を太くすれば競技スポーツにおける競技力向上のためのかなりの問題が解決!「もっともっと筋力!」みたいな発想…(もちろん筋力は大事ですし、競技スポーツでは筋トレも必要なのですが、今から思うと当時は筋トレへの期待が過剰だったように思います)
筋トレは“量を増やす!”発想から、資本主義社会的イケイケドンドンと親和性が高い気がします…

これに対してフェルデンクライスメソッドは筋力アップを目的としていませんし、運動量を稼ぐことを目的としているものではありません(なので、「汗をかく運動をしたい」「運動量を稼ぎたい」と思っていた人には「アレ?」と思われてしまうこともあります)。

「もっともっと」ではなく「あるものを有効に使う」という発想で作られています。

エコとか持続可能社会とか…そういった発想と馴染みやすいものともいえるかもしれません。持続可能(サステナブル)な社会にぴったりな体操?

ミニマリストの方の発想とも通じるものがあるように思います。

 

「もっともっと」ではなく「あるものを有効に使う」