2018年2月24日(土):先生は見本を見せません。そうすると…3のおまけ1 脳トレ?1

前回、

2018214日(水):先生は見本を見せません。そうすると…3視覚情報と聴覚情報…

https://www.feldenmasui.com/87078.html
で、

通常の運動や体操のクラスとフェルデンクライスメソッドのクラスとでは、運動を行うために手がかりとなる情報を主に何に頼っているのかというところで、視覚情報なのか聴覚情報なのかという違いがあり、情報を受け取ってから実際身体を動かすまでに使用する脳の回路も異なってくる、と思います。
 

と、書きました。

使い慣れていない脳の回路を使うということは、今までなじみのない神経細胞の連携を促すということにつながり、一種の脳トレになると思います。

 

実際動いて行く中でキーポイントの一つが“左右”。

例えば「左手を床に置いて、右手を顔の前に持ってきて…」という指示があった時に、右とか左とか言われて一瞬考えてしまうという方がいらっしゃいます。

目で見てマネをする時、あるいは左右同じ動きをする場合はあまり左右を意識しなくてもなんとなくできてしまうと思います。しかし目で見てマネをするのでなく、かつ左右で違う動きを行う場合、自分で左右を区別しながら動いていく必要があります。“上下”や“前後”で戸惑われる方もいらっしゃいますが、私の今までの経験上、意外と“左右”がわからなくなる、苦戦される方が多くいらっしゃるように思います。
(続く)